2005年、営業からエネルギー開発部に異動したばかりの櫻井直樹は、あるミッションを担った。
「環境に配慮した取り組みを考えるという、会社の事業戦略に直結する重要なミッションでした。長年、携わってきた営業のことならまだしも、企画に関しては何の経験もないわけですから、どうしたものかと戸惑いました」と当時を振り返る櫻井。
だが、様々な資料を集め上司とディスカッションを重ねるなかで、「差圧発電こそ、ミッションを達成するのに最適ではないか」と、目指す方向が定まっていく。
「都市ガスは人の血液の流れに似ています。ガスは、製造所から導管を通って流れるのですが、導管は毛細血管のように枝分かれし、お客様のところへと届くからです。
しかしガスならではの特色があり、それは流れる過程で高圧→中圧→低圧と段階的に減圧されていくところです。その減圧されるときのエネルギーを活用したシステムが差圧発電なんですよ」
















